冷徹な君が振り向くまで。
お昼休み。
私達が高校生になって、約半年。
半年も経てば クラスの友人関係 や グループは
ほぼ 決まってきていて。
お昼休みにでもなれば
皆 自分の友達と机を並べて お昼ご飯を食べる。
鏡を広げて メイクをする女子力ありありな
グループもあれば 1人で読書を楽しむ人もいる。お昼寝をしている人がいれば、教室内を走っている男子達、そしてダラーーーんとしながら雑談をしている私達3人グループもある。
「 真希ちゃん そーいえば 私、今日から氷の龍成くんのお家に1週間過ごすみたい。」
「 .....!?!?」
私は真希ちゃんに話したつもりだったのに
先に反応したのは、慎之介くんの方だった。
「 おい、嘘だろ憂紗。いくら氷の龍成とかうんぬん、言われてるヤツだってな男なんだそ?お前大丈夫なのかよ」
「 まあまあ、落ち着きなさいよ。憂紗 がんばりなさい♪」
そういって ポーズを決めてくる
憂紗ちゃんと心配そうな慎之介くん