生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
エレベーターを下りると桐野に「行ってらっしゃいませ」と声を掛けられる。

芳人と美智は腕を組み歩く後ろを翼が行く。
亜美は桐野に頭を下げその後ろを亜美がついて行く。

亜美は翼の後に付いて行くとエントランスホールに横付けされているピカピカに光るお大きな白い車が目に入る。

あっテレビで見た事ある。あれってリムジンって言うやつだよね?

まさかあれに乗るの?…

芳人と美智が近ずくと待っていた運転手が車のドアを開ける。

ぅわーマジですか? 
キャッ!

慣れないヒールのうえリムジンの凄さに見惚れ亜美は転びそうになっり翼の背中にしがみついた。

「おい!大丈夫かよ?」

「ごめん…」

「亜美ちゃん大丈夫?」と美智に聞かれ亜美は顔を赤らめ「はい…大丈夫です」と答え亜美も車に乗り込む。

リムジンの中って結構シンプルなんだ…

「なにキョロキョロしてるんだ? なんか珍しいか?」

珍しいに決まってるじゃない!

「リムジンなんて乗った事ないし…テレビで見たリムジンには飲み物も置いてあったりしたけど…無いなぁーと想って」

「亜美ちゃん喉乾いてる?」

「あっいえ違うんです」

「この車は置いてないんだよ。ごめんね?」と芳人は申し訳なさそうに言う。

今、芳人さんこの車はって言ったよね?
じゃ他にもリムジンがあるの?…嘘…

「はぁ…今から食事に行くんだから少し我慢しろ!」と翼は呆れたように言う。

「べ、別に飲みたいなんて言ってないじゃない! ちょっと気になっただけだもん!」






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