Where it is stuckー滞っている場所ー
眼鏡屋商店街の南側、


蕨と秋鹿が、聞き込みをしている。


秋鹿は、少し人見知りなところがある。


それをカバーするのが、何でもできる秀才、蕨だ。


持ち前のコミュニケーション能力で、次々に話しかけているのだが。


なかなか、聞き込みに応じてくれる人がいない。


「あんまり、応じてくれないね。」


と、秋鹿が、少しさびしそうに言うと、蕨も、さびしそうにうなずいた。


「でも、聞いていかないと、」


蕨は、歩き出し、やさしそうなおばさんに声をかけた。


「あの、昨日、ここでナンパされている女性を見かけませんでしたか?」


すると、おばさんは、どんな人?と、やさしく応じてくれた。


蕨と秋鹿は顔を見合い、嬉しそうに笑いあった。


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