Where it is stuckー滞っている場所ー
もう外は暗くなり始めている。


捜査員たちは、日中歩き回ったことで、かなり疲れている。


そんな捜査員たちの後ろでは、秋鹿への説明が終わったようだ。


「なるほど、分かったよ皆」


秋鹿が、満足げな表情で皆を見る。


「そうか、良かったな」


蕨が、秋鹿にやさしく言う。


「うん、風俗店ってさ、男が女の人に、もがっ」


「うん、鳳、それ以上はやめとけ。」


蕨は、笑顔で言いかけた秋鹿の言葉を口を塞いでさえぎった。

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