Where it is stuckー滞っている場所ー
「藍斗!」


秋鹿が、なんども扉をノックしながら叫ぶと、


中から、不機嫌そうな望月が出てきた。


「どうしたんだよ、こんな朝早くに」


「藍斗、落ち着いて聞いて」


秋鹿は、はあはあと息切れしてる。


望月にも秋鹿の焦りが伝わったようで、望月の顔にも少し焦りが出る。


「おい、お前こそ落ち着けって」


「ご、ごめん、」


望月の言葉に、秋鹿はふう、と一つ深呼吸をする


「あ、あのね、、、相田さんが、自殺、、したんだ」


「・・・・」


望月は、黙ってうつむいた。















< 53 / 69 >

この作品をシェア

pagetop