Where it is stuckー滞っている場所ー
ぼーっとしている望月をよそ眼に、ほかの捜査員たちは、朝食の準備にかかり、


唯一起きてきていない天音を、秋鹿が起こしに行った。


「平子さん、フライパン取ってください」


「春~起きろ~」


「涙、塩とって」


望月の耳には、淡く、薄く、皆の声が聞こえていた。


自分は何をすればよいのだろう。


いや、本当に何もしなくて良いのだろうか。


相田さんを知ってる気がする。


いや、きっとどこかで会っている気がするんだ。


セーラー服がみえる。


光にぼやけているが、そう見えなくもない。


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