夢の続きは隣の部屋で…
「?? …じゃぁ、こちらにお願いします」

店員は乃里花の反応を少し不思議に感じながらも、試着室へと案内してくれた。
赤いスカートを受け取り、試着室に入る。

あの人、、どっかで…モデルさんじゃないよねぇ?
モデルとして雑誌に載っていてもおかしくないくらいの美人さん、東京に来る前に買った雑誌で見たのかな…

乃里花はスカートをはきながらグルグルと思考を巡らせる。

「ん~、わからん」

「お客さま、いかがですか?」

「えっ?あっはい!」

試着室の外からさっきの店員の声が聞こえる。乃里花は慌ててドアを開けると、店員に試着した姿を見せた。

「わっ、お似合いですね!お客さまは足が白くて細いので、これくらいミニだとすごくセクシーに見えますね」

着てきたワンピースに重ねてはいたので、スカートの下からワンピースの裾が5センチは出ている。ワンピース全体を少し上にあげてあげると、すらっと現れた白い肌が乃里花を大人の女性に近づけさせる。


「買います…これ、買います!!」


再び試着室で一人になり、スカートを脱ぐ。


セクシーな、大人の女性か…昨日たっくんといた女の人も…


あっ!!

そうだ、あの人、昨日の夜たっくんと一緒に歩いていたひとだ!!

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