ぼっちな彼女と色魔な幽霊

読書は昔から好きだから苦にはならないけど、ひとりの時間を満喫しているんですなんていう体でしているものだから、心苦しい。

読書と心は繋がっている。

気になる男の子が出来たら、同世代の女の子の恋愛物語が読みたくなるし。

失恋したら、きっと悲しい恋の物語を読んで自分と重ねみて泣くんだと思う。

入学前のわたしは、素敵な出会いがあったらいいなって、片思いの子が恋を成就させるライトノベルにはまっていた。

それなのに、わたしの今手元にあるのは、『恥のある生涯を送ってきました』と、キラキラした青春とは無縁な小説。
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