ほんとは優しい私のオオカミ ②
ドンッ
いきなり、屋上の扉がすごい勢いで開いた。姿を見せたのは、むっとした顔の翔。
翔「見つけた...。」
ずんずん近づいてきて、私を軽々と担ぎ上げる。
瑠奈「うわあ」
た、高い。
翔「で。お前は、何なんだ」
ついでに、片手で春の胸倉をつかみあげる翔。春は、肩をすくめる。
瑠奈「ちょ、ちょっと翔!ストーップ!!」
翔「あ?」
き、機嫌がよろしくない。
瑠奈「この人は春!愛染から私を逃がしてくれた恩人。っていうか、この担ぎ上げ怖いよー」
翔「悪い」
そっと翔におろされてホッと一息つく。