ほんとは優しい私のオオカミ ②


零「瑠奈…」

瑠奈「戻ろうよ。あの頃みたいに。優しい零に戻ってほしい」

零「…戻れないよ…」

瑠奈「戻れるよ」




すっと手を差し出すと、ゆっくりと、おずおずと零は手を握った。そして初めて会った6歳の時を思い出すかのような天使の笑顔で零は微笑んだ。



八雲「零様にっ…近づくな!この白い悪魔」

龍我「ちょっと、動くなって~」



龍我に押さえつけられている八雲がバタバタと暴れる。



零「八雲…もういいんだ。もう終わりにしよう。そしてまた側にいてくれ僕の友達として」

八雲「零…様。覚えていたのですか」

零「当たり前だ」



これで零も八雲ももう大丈夫。
零の手を離すと今度は翔が私の手を握った。



翔「彼氏の前で他の男と手をつなぐんじゃねえ」



相変わらずだ。
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