こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
「こ、これ!何?」
「卵がケチャップをベースに味付けをしたご飯にかかってるんだよ。おいしいよ」
「じゃあこの、オムライス!」
不思議なことに、この子はオムライスを知らなかった。
食べ物を待つ間。
「君の名前、なんて言うの?」
と聞くと。
「普通は自分から名乗るもんだろ」
あら、偉そう。
でも、それもかわいいから、許せる。
「私は、櫻木伊紅。中3で、15歳。」
「僕は、澤田冬弥(さわだとうや)。
中2で、14歳。
………学校、行かないの?もしかして……ばか?」
むか。