新撰組と闇を抱える少女
私は土方に言われた通り


花蓮さんの上からどいた


花蓮さんは涙を流しながら幹部の方に駆け寄って行った


『ぐす...土方さん...龍星さんが...
ぐす...急に...襲いかかってきたんです...
それを見かけた...ぐす...隊士さん達が...
私を助けようとしたんですけど...やっぱり...
ぐす...幹部の階級の方なので...勝てずに...
次は私に「殺してやる」って言って...襲いかかってきたんです...私...怖くて怖くて...ウワァァァン』


泣きたいのは私なのに...


花蓮さんはまるで私が犯人かのように仕立て上げた


『お前には失望したぞ
龍星...
おい!
総司こいつは切腹だ
蔵に入れとけ!』


私は貴方には信じてほしかったのに...


そんな奴の頭なんか撫でて...
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