ガーディアンズッ☆彡


「コホンッ……まずは俺。風見夏木(かざみなつき)。お前らの担任だ」



なるほど、名前が〝夏木〟だから天宮くんがなっちゃんって呼んでたんだ。



「俺はここの卒業生でな。今の姫咲と同じ17のときに入学して20で卒業後、ここの教師になった。ちなみに今は27歳独身。ま、俺に対して敬語とか使わなくていいから。これから3年間お前らの担任なんだし、気楽に行こうぜ」



ニッと笑った先生に、あたしたち(あたしと天宮くんのみ)は申し訳程度にぱらぱらと拍手を送る。



「じゃ、次……そうだな、天宮から順番に頼む。簡潔にな」


「は〜い」



天宮くんは先生の言葉にてきとうな返事をして、その場から跳ねるように立ち上がった。


さっきも思ったけれど、やたらとステップが軽い。



「僕は天宮柚! えっとね~、今は16歳で、好きなものはカノちゃんみたいな可愛いものと甘い物かなあ。よろしくね、カノちゃんッ」



いや、あたしみたいな可愛いものってなに……!?


バチンッとウインクを投げられ、背筋にたらたらと嫌な汗が流れた。


柚くんはたしかに可愛いけど、どこか影があるというか……見た目に騙されて油断したら痛い目に遭いそうな気がする。


なによりさきほどから見せている体の軽さは尋常じゃない。


そもそもマスターコースに選ばれているくらいだから、柚くん以外のみんなもそれなりに実力は持ち合わせているはずなんだよね。


癖の強さは……相当だけど。

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