運命の扉


3人の関係は変わらないまま、あたしたちは高校生になった。悠人は小学生から続けてるバスケを続けるため。汐里とあたしは家から近くて制服が可愛いからという理由でまた、同じ学校に通った。

高校生になったら“スキナヒト”出来るのかな。そんな少しの期待を抱いて新しい世界へ足を踏み出した。
高校生活というのはあっという間で、毎日が早く過ぎ去っていく。
球技大会、遠足、文化祭、テスト。文化祭では、汐里と二人でダンス部のお手伝いをした。高校に入学するまでバレエをやってたからという理由で、振り付けと出演を頼まれた。それが理由かなんなのか、男の子からも何度か告白された。汐里と間違って告白する人も何人かいたんだけど。
気持ちは嬉しかった…でも全部断った。告白される度に、しまい込んだ気持ちが寂しそうに音を立てていたから。
告白されたことは、悠人だけには言えなかった。言いたくなかった。理由はわからないけど、知られたくなかったんだ…
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