もしも君を愛すなら……。
そしてあっという間に、出国の日。


当然、空港に慧君の姿はない。


「……行ってきます、慧君」


窓の外に広がる空に向かって、私はそう呟いた。



      ―トリトマ―     
        あなたを思うと胸が痛む

















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