もしも君を愛すなら……。
「お店、空いてそうね。早く行きましょう?」


子供のように急かす佳穂の姿は、学校では絶対に見せないものだ。


つまり、俺だけの特権。


そのことに、俺は自然とニヤけてしまう。


無意識なのか、早足になっている佳穂を追い掛けながら、俺も店内に足を踏み入れた。



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