平安恋物語
「はぁ〜、やっと終わった。」

「姫‼︎ずっとお会いしたかったですよ。」

「自由‼︎どこ行ってたのよ〜。自由がいなかったから、真守に叱られちゃったでしょ⁈」

「仕方ありませんよ。勉学に励むのが、今の姫の役割なのですから。」

みんな、姫ってどういう人だと思ってんだ‼︎

【フワッ】

「あっ…先生。」

「…和哉さんの舞踊は、いつ見てもお美しいですね。」

舞踊の先生の和哉さんは、とても美しい動きをする。ひとつひとつの行動が丁寧だ。先生の授業は嫌いじゃ無いし、むしろ身体を動かせるから大好きだ。

「…‼︎姫。それに自由くん。どうしたのです?」

「その…部屋に戻るところだったのですが、先生が練習しておられる姿に見入ってしまって。」

「ありがとうございます。」

和哉さんは、優しくて柔らかな笑顔で笑ってくれる。そんなところが好きだったりする。
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