弱虫男子
「一回休憩しょう。」


どちらからともなく提案して、

グランド側に突き出したベランダに

出て行こうと立ち上がった。



ギシギシ音のするドアを開けた途端


「ちゃんとドア閉めて!!」


とさっきの女子がにらみを利かせた。



教室に吹き込んだ冷風が

試験勉強で殺気立った女子の

逆鱗に触れたようだ。



こわー


ヤスと目配せして

そーっとドアを閉める。
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