大切なきみへ
「お前ならできる
ごめん、勝てよ!」
光希の言葉に我に返った
……俺こんなボール投げるやつと1対1かよ…?
「ありがとな、光希」
ボールはちょうど1個ずつ俺と山本の手にある
「今から手加減しないから」
「それはこっちの台詞」
なんて会話をしながら、
キャッチしては投げてキャッチしては投げてを繰り返す
さっきまでの疲れは感じている暇がなかった
気を抜けば、当てられる
…それでもそろそろ限界だ。
それは山本もそうみたいだった。
多分、次が最後の1球だ。