大切なきみへ
体育館と弓道場は隣り合わせにある。
ちょうど、弓道場の前を通りかかったとき、入部届けを出しに並んでいる人たちがいた。
「今年多いな…どうせ辞めてくだろうけど」
と弓道部顧問の前原先生が驚いていた。
列を見ると、男、男…
男が15人くらいいる
「なんだあれ…」
隣を見ると、伶がまぬけな顔をしていて
「へぇー…やっぱ今年多いんだねー
伶、顔まぬけだけど?」
「そんな余裕でいいの?」
「まあ大丈夫ではないかな」
「…なんかもう手を打ってるんだ?」
にこっと笑って
「まさか?」