あの夏に僕がここへ来た理由
花火



ひまわりは、久しぶりにさくらに電話をしてみた。
何故だか、さくらの声が聞きたくなった。
そして、今日の海人の様子を誰かに聞いてもらいたかったし、ひまわりが感じているこの不安を笑い飛ばしてもらいたかった。


ひまわりの話を聞いたさくらは笑いながら、


「ひまちゃん、恋愛してる証拠だね」


と、半分からかいながら言った。


「海人さんだって人間なんだから、疲れて誰とも話したくない時だってあるよ~
明日にはきっと元気になって、普通の海人さんに戻ってるって」


ひまわりが「そうかな・・・」と元気のない返事をすると、


「ひまちゃんと海人さんは愛し合ってるんだから、自信を持ちなさい」


と笑いながらひまわりを諭して、さくらは電話を切った。

そして、ひまわりは深く考えるのをやめた。


明日は、海人が嫌がっても近くにいて寄り添おう。
だって、私は海人を守ると心に決めたのだから・・・









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