君へ

俺の気持ち


彼氏ができてからも
咲が変わることはなかった

毎日のよーにこの場所にきて

「涼太ー疲れたー」

って弁当を一気に食べて

「卵焼き、もーらい♪」

って俺の弁当箱から卵焼きをつまむ


ときには泣きながら

「なんか…今日ね?」

って大きな目にいっぱいの涙をためて俺に縋り付く


彼氏がいるからって
何も変わんねーじゃん


「涼太だけは信用できる」

咲は俺にゆーよね

最初は安心したんだ

でもだんだん、
『彼氏のことは信用してないのか?信用出来ない奴と付き合ってんのか?』
そぉゆー気持ちに変わっていった
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