零の夜

1 始まり

私の家、オルソドアール家は、比較的裕福な家柄だった。
お金に困る事も、食べ物に困る事も無かった。
夫婦仲も大層良く、「おしどり夫婦とは、まさに彼等の事を指すのだろう」とまで、言われていた程だった。

そして、男の子を授かり、一家の跡継ぎも決まり幸せな日々が続いた。

















けれど、その幸せは長くは続かなかった。





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