ホラーボックス
教室を見渡す。
男子と喋ったことがないんだった…
誰を誘えばいいんだ?

ふとよぎる顔。やはり、大池先輩か…
「ねぇ!」
「!!!!!」
「あ、ごめんまたビックリさせちゃった!」
「いえ、大丈夫です」
「あのさ、タメ口でいいよー」
「あ、うん分かった」
「そう!それでね、夏奈香いつも外見てるじゃん?」
(あ、呼び捨て…)
「う、うん」
「なんでいつも外見てるのか気になってさ、のぞいたのよ。そしたらさ!」
「あの大池先輩がいたじゃないか!」
「うん、かっこいいなぁって思って」
「もしかして夏奈香大池先輩の事好き?」
「え?」
「やっぱりそうなんだー」
なぜ女子はこーゆー話に発展する?
「って事で誘っとくねー♪」
「あ!え、うん」
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