ズボラ女が恋する瞬間
そして、チュッとキスを落とす。

ホントに、この男は・・・

唇が離れると同時に、あたしは文句を口にする。


「あたしが寛大な女じゃなきゃ、捕まってますよ」

「なんでだよ」

「当たり前じゃないですか!付き合ってるわけじゃないのに、こんなことをして」


警察沙汰や裁判になんかなったら、100%余裕で勝てる。

そんなこと、する気はない。

だけど、ちゃんと言っておかなければ。

じゃなきゃ、あたしも同意だと思われても困る。


「なら、言えば良いんだろ?」

「何を」

「キスする」


三浦は宣言通り、またあたしにキスを落とす。

それは先ほどより、深いキス。

抵抗しなければ、そう思うのに・・・

体が、動かなかった。

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