小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
1年の教室は3階。
にぎわう2.3年生の教室を横目に見ながら階段を上がる。
3階まで上がると教室に向かおうとしたところで…。
この階段を更に上がると屋上につながる。
屋上への扉には鍵がかけてあるから正しくは扉の前の踊り場につながる、ということになるけれど。
その階段の上から人の声が聞こえた気がして立ち止まった。
ただ声が聞こえただけなら素通りしたと思う。
学園祭でざわついていたし。
でも…立ち止まってしまったのは…
その声が今探しているサトルその人の声に聞こえたから。
「…サトル…?」
私は恐る恐る階段を上がり始めた。
「…だからっ…なの…」
女の子の声が聞こえて階段を上がる足が止まった。
ナニコレ?
どーしよ…
階段を上がることも降りることも出来ず立ちすくむ。
「…サトルくんのこと好きなの!」
今度はハッキリと聞こえてしまった…。
コレ…
告白シーンじゃん…。
どーしよ…
にぎわう2.3年生の教室を横目に見ながら階段を上がる。
3階まで上がると教室に向かおうとしたところで…。
この階段を更に上がると屋上につながる。
屋上への扉には鍵がかけてあるから正しくは扉の前の踊り場につながる、ということになるけれど。
その階段の上から人の声が聞こえた気がして立ち止まった。
ただ声が聞こえただけなら素通りしたと思う。
学園祭でざわついていたし。
でも…立ち止まってしまったのは…
その声が今探しているサトルその人の声に聞こえたから。
「…サトル…?」
私は恐る恐る階段を上がり始めた。
「…だからっ…なの…」
女の子の声が聞こえて階段を上がる足が止まった。
ナニコレ?
どーしよ…
階段を上がることも降りることも出来ず立ちすくむ。
「…サトルくんのこと好きなの!」
今度はハッキリと聞こえてしまった…。
コレ…
告白シーンじゃん…。
どーしよ…