小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
「あ‥‥」


さっきのサトルとのやりとりを思い出す。


「‥ホントに別れる気なの?」

ヤヨはそう言ってアイスティーを一口飲んだ。


「‥うん。そうだね。もう‥私ハルトのことばっかり考えちゃう、ハルトのことが好きだから。例え振られても、さ。」


そう言うと私もオレンジジュースを口に含んだ。


「そっか‥。」


ヤヨはまたヤヨらしくない歯切れの悪い返事をすると、アイスティーを飲み干した。









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