俺様社長の気持ち、君に届け
それから数日たった
雑誌がすっぱ抜いた
【愛弓が契約更新には来なかった、今どこに】
【この世界には未練がない】
【私、自由に恋愛がしたかった】
【恋愛もできない好きだった人とも会うことを禁止された】
毎週賑わっていた
社長は、腑抜けになっていた
『あの時は、何にも言ってなかったのに、俺からまた逃げた』
マネージャがみかねて
事情を話した
社長の顔がみるみる変わり
「君になんの権利があるんだ?」
「しかし、ファンが黙っていませんよ、バレたら」
「バレたらバレたでいい、で愛弓は今どこに居るんだ?」
「・・・・・・・」
「もういい君は解雇だ、顔みたくないから、出ていってくれないか?」
「しかし・・・・・」
「受け持ちか?心配するな、君は過去にもそうやって、潰したろ?俺から去っていかせた、なんの為か?」
秘書に連れて出させ今後の話をさせた
『愛弓、どこにいるんだ?』
目を閉じ、愛弓を思い出していた
一筋の涙を頬に伝わせて・・・・