喪失の蒼
定刻通りに新幹線を動き出し、発車ベルは呆気なくわたしの2年に終わりを告げた。
流れゆく見慣れた街並み、景色。もう2度足を踏み入れるつもりなどないから目に焼き付ける。
自由席の窓際。平日の早朝だからこその特権なのだろうか、思い通りの座席を確保出来た。
人が疎らな乗り合い。これなら静かに過ごせそうだ。
テーブルを出し出始めに先ほど購入した駅弁を取り出す。
ビニールを広げ見えたパッケージに絶望する。