アメトムチ。
「・・・で、ここが総務部」
「幸村センパイのホームだ。うわあ、女子いっぱいだぁ。いいなあセンパイ。ハーレム状態じゃないっすか」
・・・あれ?この声。
どこかで聞いたことある・・・。
私は、キーボードを打つ手を止めると、顔を少し左にずらして、声が聞こえた総務部入口あたりを見た。
あっ!あのメガネ男子は!!
あのときの彼!じゃない・・・?
なんで彼がここに?
とにかく、彼に見つかるのはまずいと思った私は、驚きで固まりそうになっていた視線を咄嗟に戻して、パソコン画面に隠れられるように、できる限り身を縮めた。
どうか・・・どうかあの人が私に気づかないまま、サッサとどこかへ行ってしまいますように。
「おまえはそういう環境を丸無視する集中力を持ってるだろ?で、向かって右側が経理課。出張等の経費精算といった支払関係は全部ここ。真ん中が人事課で、左が庶務課。備品に関する問い合わせはここ・・おい、のの?聞いてんのか?ってどこ行くんだよおまえは」
え?と思った私が、身を縮めたまま、恐る恐る体を左にずらすと・・・。
なんと、あの人と目が合ってしまった!
私は「ひっ」と小声を出しつつ、すぐに体をパソコン画面に隠した。
「幸村センパイのホームだ。うわあ、女子いっぱいだぁ。いいなあセンパイ。ハーレム状態じゃないっすか」
・・・あれ?この声。
どこかで聞いたことある・・・。
私は、キーボードを打つ手を止めると、顔を少し左にずらして、声が聞こえた総務部入口あたりを見た。
あっ!あのメガネ男子は!!
あのときの彼!じゃない・・・?
なんで彼がここに?
とにかく、彼に見つかるのはまずいと思った私は、驚きで固まりそうになっていた視線を咄嗟に戻して、パソコン画面に隠れられるように、できる限り身を縮めた。
どうか・・・どうかあの人が私に気づかないまま、サッサとどこかへ行ってしまいますように。
「おまえはそういう環境を丸無視する集中力を持ってるだろ?で、向かって右側が経理課。出張等の経費精算といった支払関係は全部ここ。真ん中が人事課で、左が庶務課。備品に関する問い合わせはここ・・おい、のの?聞いてんのか?ってどこ行くんだよおまえは」
え?と思った私が、身を縮めたまま、恐る恐る体を左にずらすと・・・。
なんと、あの人と目が合ってしまった!
私は「ひっ」と小声を出しつつ、すぐに体をパソコン画面に隠した。