國比呂少年怪異譚
きさらぎ駅
僕、天野 國比呂(あまの くにひろ)にはインターネットの趣味がある。

中学校が終わったら、部活もやらずにさっさと帰宅し、自室に籠ってネット三昧。

そんな事だから彼女が出来ないんだよとよく言われるが、今は異性よりもネットの方に夢中だ。

家が元々古風な家柄のせいか、こういう最先端技術というものには興味を惹かれる。

特に掲示板やチャット。

家にいながら遠方の人と会話が出来るなんて、何て偉大な技術なんだろう。

ゆくゆくは、こういう関係の仕事に就きたいなという憧れはある。

…まぁ、家柄の関係で無理だろうけど。

これは、ある冬の日の事。

いつものように『ヒロ』というHNで、とある掲示板を閲覧、書き込みしている時に出くわした出来事だ。

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