翼をください
翌日、クラスでも変化が起きた。
クラスがざわついたのが、よく分かった。
それは、お昼のお弁当の時間。
「翼、飯食おう!」
怜がいつものようにそう言った時、
「ごめん、食べれない」
と、翼が教室を出ていった。
そんな翼を怜は追いかけた。
「先に食べてよっか」
気をつかったのか、唯がそう言って、私たちはお弁当を広げた。
久しぶりに2人で食べるお弁当。
いつも4人でいたからか、なんだか寂しく感じた。
当たり前のような、うるさいほどの騒がしさが、恋しく感じた。