呪いの国

今、保健室には、先生がいないようだ…
そして、自分の教室に戻ろうとした時、ケガがとても痒くなって、怪我の部分を見ると、黒く変色し渦巻き模様になっていることがわかった。
そして、この模様が僕達を地獄へと連れ去ることを、僕達はまだ気づいていなかった。
教室に戻り、自分の席で伏せて目をつぶっていると、凛衣と柚衣がやってきた。二人に、
｢｢どうしたの？｣｣
と、同時に聞かれた。見事にハモったから僕は｢プッ｣と、吹いて笑った。少し落ち着いたから、二人に今日あったことを話したこと。すると柚衣が、その模様を見て、悩んでいた。