先生の彼女です。2nd



「おはよ、咲。起きて」




「……ん…ぁ」





完全に布団に潜っている咲



「さーき。早く起きないと遅刻するぞ」




出てくる気配のない咲



「もう…」




無理やり布団を引っ張る





「あ…」


「咲?」



顔を手で覆った咲



「…起きたくない……」



「なんで?」




「…なんでも」




「具合でも悪いの?」



「違う…」



「じゃあなんで」




「…だっ、て…



怖い……か、ら」




泣いているのかズビッとはなをすすった



「怖い?なにが?」




「……」



「咲」





「…なんでもない…」



「我慢すんな」



「して、ない…よ」





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