先生の彼女です。2nd




ガバッと体を起こす



夢…か…




「ハァッハァ…ケホケホッ」



久しぶりに見た悪夢



久しぶりのこの感覚にやばいと心臓を抑える




お願いこないでッ




そう願ってもどんどんどんどん心拍数はあがっていって



グッ と鷲掴みにされたような痛みが私を襲った





「ぁッくッ…!ハァハァ」




薬はリビングだから近くにない


それに、いつもは翔琉が処置してくれたけど今はいない




「…ん!ッ…ケホケホ」



どうしよう




だんだん痛みを増す心臓に涙がこぼれた





翔琉に電話をかけるのも、もう夜中だから申し訳ない




でも、痛い


苦しい




視界がぼやけてきて



もう無理ッ

全身の力を抜いた瞬間




意識を失った





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