贄に光を

変わらない

レイ side.


「貴方のクラスは、入学当初の時点で能力が未発生ということで、Eクラスとなります。」


そう簡単に底辺の烙印は押された
落ち込みもせず俺はすぐに教室へと向かおうとした


「おーい、レイ!」


聞き慣れた穏やかそうな声に俺は振り返る


「……ローダ…」

「レイもだよね?一緒に教室行こう。」

「あぁ…」


俺の幼なじみローダは穏やかで優しそうな見た目をしているが頭がもの凄くキレる

敵には回したくないタイプだ

学校指定のコートまでしっかりと着ているローダは大分真面目な性格だ
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