あなたの願いを叶えましょう
完成したハンバーグを、テーブル席に運び、三人で試食する。

カゴに盛り付けられた付け合わせのパンは教室が用意してくれた。

ナイフとフォークで切り分け一口食べる。

トマトソースが程よく絡み、美味しい。

火を通し過ぎたて、少々固いけどね。

「今度ハンバーグの材料を持って黒澤さんの家に行ってみたら?近いんでしょ?」

彩の突拍子もない提案に私は眉根を寄せる。

「近いけどさ……」

「来ちゃった作戦。どう?」

彩は愛嬌たっぷりに笑みを浮かべる。

「会社の同期が家に突然押しかけるなんて、私だったら完全にホラーだわ」

優香は涼しい顔でハンバーグを切り分けながらさらりと毒づく。

「でも何もない訳でもないんでしょう。胸まで触っておいて、ただの同期って片付けるのもどうかと思うわ」

彩は可愛い顔して明け透けなことをいう。

しかも声デカイし。

隣のテーブルに座るコンサバティブなOL風女子達がギョッっとした顔で振り返る。
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