あなたの願いを叶えましょう
「Cカップ以上になってからその台詞を言いな」

優香に至ってはディスって来た。

「じゃあ、何だって言うのさ」

私は二人に恨みがましい視線を向ける。

「えんに気持ちがある、ってことでしょ?」

彩は大きな目で私をじっと見つめる。

黒澤波瑠が私に気がある……。

グループの王子さまが私を見染めたってこと?

天女が下界に舞い降りたってこと?

「それこそないわー!!」

思わず大声で力いっぱい否定してしまった。

そんな奇跡が起こるほど、人生甘くないってことくらい色恋沙汰に疎い私でも解る。

「だから、こんなとこでウジウジ話してても埒があかないわ。本人に聞け」

面倒くさそうに言って優香はハンバーグをバクリと大口で食べる。

「でも……ど、どうやって?」

腰抜けな私に二人は盛大なため息をつく。
< 131 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop