超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「いや…いやだよ銀河……ねぇだって……」

体の震えが止まらない。ガタガタと震えるばかりの私を、路地の奥へ隠すようにして立ちはだかって、

「おまえ…ずっと、つけてきたのか…」

銀河がたずねた。

「そうよ…ずっと、ずっと、つけてきたわ。だって、銀河は、私だけのもなんだもの……」

「……俺は、もの…じゃないから……おまえだけのものでも、ねぇだろ……」

諭すように銀河が言うけれど、女性は聞き入れず、

「銀河は、私だけのものって、そう言ってるでしょ!」

と、くり返した。

「どうして……わかって、くれないんだ…よ…」

銀河の声が、もう切れ切れになってきていた。
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