超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「しゃべらないで……もう、しゃべらないでよ…銀河」

支えようとする私の手を振り払って、銀河がよろめきながら通りへと出ていく。

ナイフを刺した彼の姿が、ふいに通りに現れて、途端に騒ぎが大きくなる。

「キャーー! 血がっ!」

「ナイフが、ナイフが刺さってる!!」

その喧騒にまぎれ、そばへ寄ろうとする銀河から、後ずさるようにして、

「銀河が、悪いのよ! 私以外の女と、キスなんかするから……!」

女性は、そう捨て台詞のように吐いて、逃げ去っていってしまった。

「あっ…待って……!」

追いかけようとした私の目の前で、

銀河の体が、ドゥッと地面に倒れた。

「銀河っ…! 銀河……!」

広がった血だまりの中に横たわる銀河を、夢中で抱き締めたーー
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