君に触れたい……。
冷たいお互いの掌を重ねながら、俺達は歩いた。


空を見あげると、頭上高くから白いものが降ってきた。


「……雪、降りだしたな……」


雪。


それは"雪"のようだ。


何処までも綺麗で、


何処までも優しい。


降り積もっては辺りを染め上げ、


大地を埋め着くし、満たす。
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