スキ・泣き・恋
「安梨〜!
おはよう!」



「おはよう!
美愛!」



私の唯一の心友


岡下美愛【おかしたみあ】



美人で可愛いのに、恋人すらおらない…。





「今日から高校だね〜。」





「あぁー…
今頃、受かってたら美愛と同じ学校だったのに…!」





そう。
美愛が通う学校は家から近くで女子高だった…。
しかも、私も行くハズだったのに…。





「今更仕方ないでしょ!!」




それは、そうやけど…。






「私も女子高校に行きたかった〜!
美愛と離れたくない〜!」





美愛は頭がいいし、どこに行っても友達はすぐにできると思うけど、、



私は引込み事案だから不安…。







「わかった。
わかったから、大きな声で叫ばないでよ。恥ずかしいじゃん!」






「だって…!」






美愛と友達になれたのも、引込み事案だった私を優しく話かけてくれたから…。






「今日は入学式だけだし、終わったらパーと遊びに行こう!
ネ!?」






「…ぅん。」



でも、美愛と行きたかった〜




キンコンカンコーン






「じゃ、又後でね。」





美愛と離れて学校か…






「学校〜!
チャイムなってたけ?遅刻する〜!」




やばいよー。



走らないと間に合わない〜





ーーーー




ダッシュ〜

ーーーー



キンコンカンコーン






「ハァー…








結局は遅刻…。




あぁ。初日から何をやってるんだか…






「和泉安梨さん!」




呼ばれてるし…。


1年F組…




ガラー





「すみません。遅れました!」






「和泉安梨さん?
初日から遅刻ですか?」



だから謝ってるじゃん。




「…!」




「まぁ、いいでしょ。
席につきなさい!」






あぁー。
初日から遅刻…。





絶対に弟にゆうと、馬鹿にされるー!







< 3 / 209 >

この作品をシェア

pagetop