スキ・泣き・恋
〜♪〜♪〜♪〜



「美愛ちゃんって、振られたばかりだったんだ…。」




花火大会があった夜から毎日のように電話をしてくれる高塚君…。






「…。
うん…。」






あの泣いた日…。


心次君から連絡が来なかった…。






「じゃ、俺…。
立候補してもいい…?」







立候補って…。






「美愛ちゃんに会ってから、一目惚れって奴…。」






私みたいな子を一目惚れって…。







「私みたいな子を好きなん…って。」




あり得ない…。






「そんな事を言ったらダメだよ…。
美愛ちゃんは可愛いんだから…!」







か、可愛いって…。






「…。」







「美愛ちゃーん。
聞いてる…?」






「聞いてる…!
でも、考えさせて…。」






心次君と別れたばかりなのに、すぐに他とか付き合うとか出来ない…。









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