スキ・泣き・恋
「安梨〜!
もうっ!!遅いよ!」



美愛は私服だ!


私も服を着替えてたし…。




「美愛が早いんじゃない…!」



「そうかなぁ〜
それより、まだ塾の時間までマックに行く?」




「行く〜!」





美愛とマクドナルド=マックでゆっくりタイム…。


それが日課になってる〜





「ねぇ、ねえ、安梨!!」



「なーに??」




美愛にもいつか恋人ができたら、こうゆう時間がないんだろうなぁ〜?って言うてる間から美愛の奴…。






「何かあの人かっこよくない?」


って言うてるし…。



今、マックで注文に入ってきた2人組に注目中…



まぁ、私がタイプなら…


「私は左かな?」




「えぇー!
あんな地味がタイプなの?」






「地味じゃないじゃん!」



まぁ、メガネかけてるけど…。






「やばー。
隣に座った…。」





なんでこしょこしょ話になるのよ…。





「キャー!ねぇ、ねぇ、安梨!!
話かけてきてよ!」





「嫌よ!」




こしょこしょ話嫌なんだけど…。




「早く!!」




もう!
自分で行けばいいのに…。






「あのー…」





なんて話せばいいのさ〜





「何か用でも?」




1人の男子が喋った…。


しかも、美愛がタイプな人…。






「ち、ちょっと
美愛!なんて話かけるのさ!」





引込み事案な私には無理だよ…




「適当に話して〜!」




適当って…!?




「なに?」




やっぱりかっこいいし、チャラ男って感じ…。






「い、いえ!なんでもありません!」




やっぱりだめだ〜






「ちょっと待ってよー
安梨〜!!」





はぁ、はあ。





男の子と喋るなんて私には無理だよ…





ーーーーー






「もうっ!!
安梨ったら〜!走って逃げるんだから…。」





「だ、だって…。
男の子と喋るのは、弟とお父さん位だもん!!」






その喋るのも一苦労するのに…。










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