夏の虚無感

翔大先輩の家に着いた。

すぐ翔大先輩の部屋に
行ったから分からないけど
誰もいない様子だった。

翔大先輩がベッドに座ったから
私は椅子に座った。

こっちにおいで、と
翔大先輩が優しく言う。

頭の中で警戒音が鳴る。

これ以上近づいたら
ダメだってわかってる。

でも、もう逃げられない。

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