Wエース
〘12-13〙
俺達のチームが1点負けてる
けど、まだ追いつける

ともき「大紀!!」

「はいっ」

バシッ――

俺のスパイクは体育館の床に叩きついた
決まったんだ!!

りと「久々だな」

まもる「ナイスキー」

そう。
俺は今日、未だにスパイクを決めて居なかったのだが・・・今ので決まった!!

「おぉー、初めてスパイク打った日みたい」

まもる「そこまで?」

「なんか久々過ぎて」

そんな事を言ったらみんなに笑われた
智樹先輩も多分若干笑ってた
あ、もちろん笠原以外な

ともき「笑ってる場合じゃない」

「すみません・・・」

智樹先輩は笑ってなかった
でも、今の感覚を忘れないうちに

瑠翔のサーブ綺麗に返った
そして、連橋先輩がスパイクした
が、それを瑠翔と馬場先輩で止めた
ドシャット。かっこよく

かいせい「もう少し手を前に出した方がいいぞ、鎌切」

りと「分かりました。アドバイス有難うございますm(*_ _)m」

あんなにドシャット決めたのにあれでも注意されるとか、レベル高すぎ
それに気づける馬場先輩は何者はなのか

かいせい「でもナイスブロックだった」

りと「有難うございますっ!」

そうだ!
これで俺達が逆転したんだ
まだ、終わってはないけど・・・・・・

まもる「俺も続かなきゃね」ボソッ
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