圭哉くんは俺様且つ暴君。




「小春。」



「何……って、」




名前を呼ばれたとほぼ同時に、後ろから抱きしめられて包丁を握る手に力が入らない。



「こっち向け。」


「今、料理中!」


「ダメ、待てない。」



まるでオヤツを待てない子どもみたいにギュッと私を抱きしめたまま駄々をこねる圭哉くん。



こんな圭哉くん…


今まで見たことない。

なにこれ、付き合う前とギャップあり過ぎ!!!
< 262 / 267 >

この作品をシェア

pagetop