圭哉くんは俺様且つ暴君。


私の返事を聞いて、あたかも"分かってた"って顔をした藤崎くんを


「じゃあ契約成立だ。」

「契約…?」



私は、なめすぎていた。



「俺はお前の彼氏役を引き受ける。お前はその代わり俺に群がるうぜぇ女避けはもちろん、"身を呈して"俺に尽くせ。」


「……身を、呈して……?」


何を言ってるんだろう、この人。


あー、分かった。


「ただし、俺の事は絶対好きになるな。 もし、恋だの愛だのほざいてみろ。速攻 "お世話係" クビだ。」


この人は、私のために偽恋人を提案してくれたんじゃなくて…


「ま、お前は俺に絶対服従。逆らう事は許さねぇけど、な?」


「…………ゴクッ」


何でも言う事を聞く"お世話係"が欲しかったんだ。それも、自分に気がなくて面倒臭くない…


そう、まさしく私みたいな奴が。

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