恋愛結婚させてください!
私もお箸を動かす。

「と、トウマ君はいつから、私は妹じゃなくなったの?」と聞くと、
「俺はここに来る前に、コムギと会って、好きだって思えたら、
きちんと付き合おうって思って戻ってきたから、会った時からだよ。」と悩まず返事をする。
「…会ってすぐ?好きになるの?」と聞くと、
「おかしいか?
コムギに会った時、笑顔が好きだなって。
俺の名前を呼んだ声が好きだなってそう思ったよ。
コムギが振られて泣いてた時、泣かせたくないって、
抱きしめて、涙を拭いてやりたい。って思ったし、
まあ、ベットの中でそうしましたけど、コムギは覚えてないだろ?
入院してる子供達や、その家族のために役に立ちたいって
まあ、まだまだ未熟だけど、ガムシャラに頑張る姿は好感が持てる。
まだ聞きたい?
前も言ったと思うけど、目も唇も、小さい鼻も好きだよ。
キスすると唇は柔らかくて気持ちがいい。
オッパイがあんがい柔らかそうだな。と、早く触りたいし、
抱いたら、どんな声を出すのか…」
「もおいい!もう、言わないで!」とまだ続きそうな発言を止める。
恥ずかしすぎる。私の顔はきっと真っ赤だ。
「まだあるけど?」とトウマ君は私の顔を覗く。

もう止めて。
トウマ君は馬鹿だ。

「…ほんとに好き?」と私が聞くと、
「俺よりコムギを好きな男はいないと思うけど?」
と機嫌の悪い声を出し、
「コムギも早く本気出して俺を好きになってよ。」
とため息を吐いて、私の瞳を真面目に見つめ、そっと頬を撫でた。



< 47 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop