デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~
女はなおも悲鳴を上げながら、桜にむかって手当たり次第に物を投げ始めた。
後ろからは、もう男の足音が聞こえる。
―捕まる!
無我夢中で、桜は女に体当たりした。派手な音をたてて、女がテーブルの上に倒れ、金貨や銀貨、グラスやランプが床に落ちた。
と同時に、男が恐ろしい形相で部屋に飛び込んできた。
すぐさま捕まえようと大股で歩み寄り、腕を伸ばしてくる。
桜はとっさに、女の襟首をつかんで盾にした。右手には、床に散らばっていたグラスの破片。
普段デブで鈍くさい、自分でも驚くくらいの素早さだった。
それを、ピタリと女の喉元に当てて男を見る。
それを見た男は目を見開き、動きを止めた。ギリギリと歯ぎしりするが、為すすべは無い。
後ろからは、もう男の足音が聞こえる。
―捕まる!
無我夢中で、桜は女に体当たりした。派手な音をたてて、女がテーブルの上に倒れ、金貨や銀貨、グラスやランプが床に落ちた。
と同時に、男が恐ろしい形相で部屋に飛び込んできた。
すぐさま捕まえようと大股で歩み寄り、腕を伸ばしてくる。
桜はとっさに、女の襟首をつかんで盾にした。右手には、床に散らばっていたグラスの破片。
普段デブで鈍くさい、自分でも驚くくらいの素早さだった。
それを、ピタリと女の喉元に当てて男を見る。
それを見た男は目を見開き、動きを止めた。ギリギリと歯ぎしりするが、為すすべは無い。